痛み。

2005年3月30日 中学時代
殴られはしなかったけど、
殴られた方が気持ちよかったかも。
悲しげな彼女の目が
心に刺さった。

年が明けてすぐのことだった。
相方とYクンは別れたのは。

ムリだ、カレとは付き合っていけない。
辛そうに過ごす相方に何も言えずに過ごしてた。

Yくんとは同じ塾だったから、
相方について何度か相談された。
「がんばれ」と
空っぽな感情でいう自分が虚しかった。

その日は突然やってきた。

Yクンが登校した相方に、
「オレ手紙書いてん」
といって、胸ポケットから手紙を取り出した。

渡す直前、手が止まった。

「なぁ。1つ聞いてもイイ?
 オレのこと、ホンマに好きなん??」

「好きだよ」
と、相方が言ったらどうなってただろう。
だけど、相方の返事は
「ごめん」
だった。

Yクンは
「わかった」
だけ言うと
ふたたび手紙をまた元の位置もどした。

その話を聞いたとき、
なんともいえない気分だった。
申し訳なさでいっぱいだった。

自分はというと。
新学期が始まって、
うめ坊ときごちない関係が続いて
避けて、避けて、避けて。
でもちょっとだけ
かまってほしくて。

気持ちの中にいろんな気持ちが
混在してたから、
全てを精算するために、
相方に全てを話した。

気が済むまで怒ってくれたり、
ぶってくれたら、
ちょっとはすっきりしただろーけど。

悲しそうな目で見つめる以外、
何もされなかった。

ぶたれるよりも痛かった。

でも、たぶん。
相方の方がもっと痛いんだと思う。

何も言わずに済ませるよりも
「ごめん」と言えたことが唯一の救いだった。

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次の日。
また何事もなかったように接してくれた。
ちゃんと謝れたから。
相方もわかってくれた。

良い事は相手に言いやすい。
だけど、
ちゃんと嫌なこと、悪かったこと、
そーゆーことが言えないとダメなんだ。
そーゆーことが言い合える友達は
たぶん一生のうちめっけもんだと思う。
相方ってのはそーゆー人なんだ。

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